Canada Blog / カナダブログ

カナダ留学と移住についての日記

0歳と3歳児の英語力

 2023年も早いもので2月。今年から新しいことを始めた方も多いのではないでしょうか?今回は、個人的経験に基づいて、もっと早くからやっておけば良かったことをお伝えします。

語学

 語学の勉強は間違いなく早ければ早いほどいい、絶対です。皆さんもご存じだと思いますが、人間の脳が若くて柔らかいうちに、語学(知識)などの脳力に頼るものは勉強を終わらせましょう。年齢を重ねると学習のスピードと聴力の衰えに苦労します。重要なのは幼少期の間に、日々どれだけの外国語を話すかがポイントです。最も思想的なのは、お子様向けになりますが、人間の言語脳が形成される3歳前後までに、外国語漬けの生活を送れるようにして下さい。幼児期を過ぎた場合は、一日でも早くトレーニングを始めるようにしましょう。ただし、語学の勉強は何歳でも始めることができるので、諦めないで下さい。絶対に話せるようになります。

8年間の英語学習

 中学高校の6年間と大学の一般教養2年間の合計8年間の英語学習を通じて、私は英語を全く話せるようになりませんでした。なぜなら、文法に集中した大学入試対策の勉強であって、英会話のトレーニングではなかったからです。この事をカナダ人の友人に話すと本気で驚かれます。中学で始まった英語学習、最初はアルファベットからでした。初めての外国語の授業に、勉強の楽しさを見出したのですが、いつの間にか方向性が受験勉強へ集中するにつて関心も薄れていきました。大学卒業後も語学への興味は持ち続けていたため、それが留学へと繋がりました。

外国人の語学学習

 外国人にも日本語を勉強している人はいますが、彼らは話す・聴く練習と参考書に割く時間のバランスを持っています。日本人のように知識習得のために参考書と問題集を必死に勉強して正解率を競う学習ではなく、いかに会話力を身に付けるかという表現に注力しています。簡単なようですが、これが根本的に大きな違いなんです。

 それに彼らは間違えても気にせずどんどん話そうとします。その過程で間違えたこと、気づいたことを修正しながら体得しています。私の周囲ではアニメで日本語に興味を持って勉強を始める人が多く、会話の中にアニメや漫画で使われているのであろう表現が時々出てきて面白いです。勇気を持ってというより、間違いを恥ずかしがらない気持ちが大事だと思います。

兄弟の差

 私と同様にカナダに移民してきた知り合いの女性の体験談を一つ。彼女はアジアから家族で移民してきたのですが、当時は3人家族(両親と子供一人)でした。長男は海外で生まれカナダに移民時はすでに3歳以上4歳未満だったとのこと。その知人はその後カナダで第二子を出産しました。当時4歳未満の長男と0歳の新生児の兄弟がカナダでの生活を始めたのです。

 ここで関心を持ったのは、その兄弟のその後の言語の発達に差異が現れたこと。結論から申し上げると、二人とも英語はネイティブレベルで全く問題ありませんが、発音が明らかに違うのです。長男がカナダに移住した時はアジアの母国語がすでに脳内で完成しており、英語は第二言語として習得しました。一方で次男は生まれながらに英語環境なので英語が母国語になります。もちろん両親はアジアの言語を使って子供達と会話をしますが、それは次男にとっては第二外国語になるのです。長男の英語の発音は第二外国語として分かる音、しかし次男の英語は完璧にカナダ人としての発音なのです。

私と英語

 語学の学習は早ければ早いほどいいと冒頭でお伝えしました、これは本当です。もちろん全ての人が幼児期までに外国語を学べる機会があるとは思えません。しかし諦めないで下さい。社会人になっても語学を学ぶことはできます。40歳や50歳以上でも問題はありません。語学は何歳でも始められるものなのです。年齢を重ねてからの学習は長期の学習計画と無理のない勉強でコツコツ継続すれば、必ず話せるようになります。外国語を話せると、それだけ視野が広がります。私でも英語を話せるのですから、皆さんも必ず大丈夫です。

 私も英語の勉強は継続中ですがTOEICで900点以上獲得できれば、英語の勉強を終えようと思っています。語学を勉強中の方、一緒に頑張りましょう。