Canada Blog / カナダブログ

カナダ留学と移住についての日記

海外移住後の食生活

 海外に長期滞在や移住をすると、必ずと言っていいほど料理の腕前が上達します。特に欧米圏に移住すると食文化が異なるので、自分好みの食生活を送るためには修業が欠かせません。

秘伝のレシピ

 私の母親は和食を得意料理としていたので、本当に美味しい手作りの和食を日々作ってくれました。その為、私は一般的な日本の家庭料理が大好きになり、日本に住んでいた時も自分で作っていたほどで、時には母親のレシピを頼りながら。母が私に秘伝のレシピを伝授してくれたおかげで、海外に移住しても自炊をすることで食生活に困ることはありませんでしたし、私のパートナーも和食好きになってくれました。お米、炊き込みご飯、みそ汁、煮物、漬物などは、どんな世界的に有名なミシュランの料理より勝ります。日本人のソウルフードだと言えます。

日本の食材

 日本企業が現地で店舗展開していれば助かるのですが、ほとんどの場合では個人店かアジア系の会社が日本の食材を販売しています。内外価格差があるので値段は日本の小売価格の1.5倍から2倍以上になるので、本当に必要なものだけを購入します。品揃えについては日本と同じものが買えなくても、アジア系のスーパーに行くと代替え品が見つかりやすいので困ることは少ないです。移民当初は何も分からないので日系のスーパーに行きますが、慣れてくるとカナダとアジア系のスーパーで事足りるようになります。なるべく現地の食材や代替え品を利用して出費を抑えないと大変な事になります。業務スーパーもプライベートブランドも無いので、やりくりは肝心です。

 世界的な日本食ブームもあり、海外で日本の食材を購入しやすくなっているのではと思います。それに韓国、台湾などの食材は日本と同じものもあるので助かっています。それぞれに味付けが多少違いますけど贅沢は言ってられません。

料理修業

 似たようなものは売っているけど買ったことが無い。しかし日本の味を食べたいなと思うと自炊が一番の近道です。日本では簡単な料理しかしませんでしたが、海外移住後は母親のレシピとYoutubeなどで新しいレシピを見て腕を上げていきます。個人的に作ったお気に入りは餃子と巻きずしと天ぷらです。

餃子

焦げ目が重要

 肉無し餃子です。にら、もめん豆腐、ネギ、キャベツとニンニクで作ります。ニンニクと生姜を効かせると十分な食べ応えがあります。たくさん食べても胃もたれしにくいです。タレは醤油と酢、ラー油の王道です。

巻きずしとケーキ

 巻きずしは一番簡単でお米とすし酢を混ぜて巻くだけです。ミツカン酢のおかげです。市販の寿司より断然美味しいと評判ですし、自分でもそう思います。

鱈の煮つけ

 これは母親譲りのレシピで、偶然スーパーで鱈を発見したので作りました。本当に美味しかった。サシスセソは大事です。

逆境を楽しむ

 海外旅行のように短期間であれば現地の料理だけを楽しむことができますが、やはり私は日本人なので無意識に身体が和食を要求します。舌が覚えている家庭の味、お気に入りのレストランや食堂の味など、完全に食生活を変えることはできないと思っています。慣れない場所で、限られた日本の食材で可能な限り食事を楽しむこと。日本の食材だけを見るのではなく、現地や他のアジア圏の食材にも興味を持つようにすると一気に視野が広がります。今では和食と洋食を半分ずつのバランスで料理と食事を楽しんでます。もちろん洋食は私のパートナーが作ってくれるので、私は和食担当です。

 長い人生何が起きるか分かりません。しかし、あらゆる状況に順応する努力さえすれば、海外移住において住めば都の意味が分かるような気がします。最後までお付き合い、ありがとうございました。