Canada Blog / カナダブログ

カナダ留学と移住についての日記

Linkedinで学ぶ

日本では利用者が少ないSNSのLinkedInですが、海外では社会人向けのSNSとして幅を利かせています。実は2月からこのLinkedInで学び直しと言うかスキルアップを始めました。

カナダと日本の違い

 カナダに移民をして移民なりに仕事をしてきましたが、ここで転職活動をしてみようと考えました。これまでの数年の経験と日本での職歴があれば大丈夫だろうと考えていましたが、全然思うように行きません。今回は今までの経歴を基本として関連する異分野へキャリアチェンジを試みているので、どうしても新しいキャリアに対する資格が必要になります。

 これまでは資格なしでも同様の仕事をこなして、成果も出してきましたと言っても、きちんと資格を有していないと選考から漏れ、書類選考で不合格になります。つまり、カナダでは多くの場合に、大学の専攻と仕事の実務に関連性があり、日本のように大学の専攻不問で新卒採用をする文化が無いのです。また、大学卒業後にMBAや資格を取得、学び直しをして自分の手で学歴に比例してキャリアアップをする文化があります。

後悔先に立たず

 もっと勉強しておけば良かったと最近思うようになり、一念発起しますがここは日本ではなくカナダです。日本で取った資格はほぼ通用しません。同じ分野でもカナダで英語のコースを受講して資格を取る必要があります。私はカナダで高校や大学を卒業していないので、尚更カナダでの資格の取得が必要になるのです。例えば世界基準で発行される英語表記の資格や修了書はカナダでも利用可能ですが、それが日本語の証明書だとやり直しになります。この現実に直面した時は正直辛かったですが、これもカナダに移民した私の責任であり、リスク管理が不十分だった結果だと思います。

どうやって学ぶか

 対面かオンラインのどのプラットフォームを利用するかで金銭面の負担が大きく変わります。欲を言えばMBAクラスの資格が欲しいのですが、私の英語力がおぼ付かないのと授業料が高額過ぎて払えません。欧米の授業料って本当に高額なんです。逆に授業料が格安のモノもありますが、その教育機関の知名度やレベルを考慮すると効果が限定的になります。そこで私は大学ではなく企業が発行する資格や終了証に着目して、オンラインで学ぶことを決めます。

アカデミックな英語

 実際に授業が始まると、先生によるのですが本当に大学レベルのような授業が散見され、正直付いていくのに必死です。大学レベル(アカデミック)の英語になると、主に語彙が大きく変わってくるので、これまで出会ったことが無い単語の群衆に埋もれてしまします。幸いにもオンラインなのでスマホ(辞書)を片手に、手加減なしの英語のスピードに立ち向かっていますが、思うように授業を進めることができずストレスが溜まります。しかしこれは自分が決めたことなので、諦めずに頑張って続けます。これが対面の授業だと考えたら、夜も眠れません。

新鮮な気持ち

 新しい分野の勉強を始めることは本当に新鮮で、学生に戻ったような感じです。大学を卒業してから学ぶことの価値が次第に大きくなりました。もし、皆さんが新しいことを学びたいと思い、そして状況が許すのであれば一日も早く勉強を始めて欲しいと思います。これは私の勝手な考えですが、学びという自己投資で結果を出せば、それに見合ったリターンを手に入れる事ができると思います。