私の経験から、特に初心者の方へ英語の勉強の方法をお伝えしたいと思います。
重点分野
最初に重点的に学ばなければいけない分野は、文法、単語と発音です。イメージして下さい。文法は家で言う基礎(土台)に相当し、この基礎がしっかりしていないと家は崩壊します。単語は文章(会話)の最小単位を表し、文法という基礎骨格に単語をつなぎ合せて文章を作っていきます。そして、発音することで単語や文章に音を加えて会話に発展していきます。
文法
中学文法を完璧に理解して下さい。特に押さえておくべき分野は以下の通りです。
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時制
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疑問詞
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現在完了・過去完了
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仮定法
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関係代名詞・関係副詞
これらは英会話にも直結し、日常会話で毎日利用するほど頻度が高いです。必ず基礎を確実しておいて下さい。それ以外の受動態や過去分詞などは知識として持っているだけで十分です。
単語
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中学レベルの単語と熟語に集中して下さい。
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その次は横断的に同じ意味の単語を学習しましょう。
単語帳を何冊も勉強するよりは、横断的に同じ意味の単語を覚えた方が効果的です。例えばGetと同じ意味の単語は何かと考えた場合に、Obtain ,Acquire, gain, earnなどがあります。それぞれ使い方は異なりますが、大きい括りで「得る」と覚えれば簡単です。最初から細かい事を気にして時間を費やすよりも、まずは大きな意味で覚えていくこと。類義語をばかりを集めた参考書もあるので、ご自身で検索してみて下さい。
発音
とにかくネイティブの発音を聞いてコピーすることです。これはYoutubeで英語・発音と検索すれば多くの動画が見つかります。その中で解説が分かりやすく、かつ日本語で説明してくれる先生がベストです。
このサマー先生の動画だけでも十分だと思います。
参考書
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文法と単語帳は日本語版
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半分くらいは理解できるレベル
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分厚いものよりは、薄めの基礎重点の参考書
まず、文法と単語は日本語版をお勧めします。なぜなら、英語力が十分ではない人が英語版の書籍で勉強すると前に進みません。つまり、単語がわからない、文章が解読できないなど必要以上の労力を使い、参考書を一周するのに何か月も費やします。英語のレベルが中上級になってから、英語版の書籍を利用しましょう。
参考書のレベルは難しすぎないものを選びましょう。目安として半分程度は最初から理解できるものがいいです。例えば2割程度しか理解できない参考書を買っても、結局難しすぎて前に進めません。基礎から中級を重点的に勉強すれば、絶対にあとが楽になります。また、分厚いものよりは薄めのもので何回も復習しやすい容量が最適です。一冊を確実に終わらせる習慣を付けることも重要です。
目標設定
語学の勉強をするときは、どのレベルまでとか、試験の点数など具体的な目標設定をしましょう。目標設定をしないと無限ループに陥り、いつまでも自信を持てないままで終わってしまいます。簡単なのはTOEICなどの英語の試験で目標点数と期間を設定することです。目標設定を全くしていない人が多いので注意して下さい。
以上が、簡単ですが私の経験に基づいた英語の勉強方法です。もちろん、他の言語にも応用は出来ると思います。勉強方法で悩んでいる人に、少しでも参考になれば嬉しいです。