Canada Blog / カナダブログ

カナダ留学と移住についての日記

カナダでメガネを買う

使用しているメガネが度数が合わなくなってきたので、カナダでメガネを購入することにしました。と言っても初めての経験なので、友人に購入方法を確認したり、ネットで調べたりと、日本との違いが大きかったので皆さんにお伝えします。

日本でメガネを購入

日本ではメガネ屋さんで検眼と購入をワンストップで行うか、眼科医の処方箋を受けてメガネ屋さんで購入する場合の2通りがあります。私の場合は、社会人になってからはメガネ屋ですべて対応して頂いていました。もちろん、眼の状態や持病などで個人差もありますが、特に問題も無く5回以上メガネを購入しました。その間、コンタクトレンズも併用していたので、眼科医での検眼も数回受けています。

カナダでメガネを購入

カナダの場合は、日本と比較して異なる点があります。

  • 有効な処方箋を持っていない場合は眼科医による検眼が必須
  • 検眼の予約は店頭、電話やネットで可能
  • 検眼代はメガネが$100前後、コンタクトレンズが$130前後

カナダの眼鏡店では眼科医が常駐しているので、どこのメガネ屋さんでも検眼を受けることができます。検眼代は店舗によって多少の差はありますが100ドルからと覚えておいて下さい。

処方箋

一度作成した処方箋は2年間有効で、どこの眼鏡店でもメガネを作成できます。例えば近所で検眼をしたけども気に入ったメガネが無かった場合などは、検眼代だけを払い、他店やネットでメガネを購入することもできます。検眼をした店舗で必ず購入する必要はありません。私の場合は検眼と購入は別店舗で行いました。

検眼内容

検眼の仕方は日本と大きく変わりません。日本では円記号の切れ目を上下左右などで言いますが、カナダではアルファベットを読み上げます。あとは、縦と横線、赤と緑のどちらが見えやすいかなどは日本と同じ。老眼検査は至近距離に表示された英文を朗読します。英語でのやりとりになりますが、難しいことは一切聞かれないので安心して下さい。

メガネフレーム

フレームのデザインは個人の好みが反映されますが、日本と最も異なる点は日本人の顔のサイズに合わないということです。骨格や鼻の高さが違うため、顔にフィットするフレームを探すのは一苦労です。

鼻が低く、顔の骨格が前に出ているアジア人は、西洋人のメガネフレームが合いません。特に鼻が低い場合は、フレームが鼻の上に掛からず、レンズと眼球の距離が近くなりすぎてまつ毛がレンズに触れたり、フレームが頬の上に乗ってしまい、少しの動きでフレームがずれやすく使用感は良くありません。顔にフィットしないフレームは、見た目の印象も悪くなりがちです。

現在メガネを利用している人はそのメガネを必ず持参することと、メガネのサイズを覚えておくと良いでしょう。メガネのサイズは、テンプル(耳にかかる横の部分)の内側に記載があります。恥ずかしがらずに色々と試着してみることです。そして、Yes、Noをはっきりと言うことと、自分でどんなフレームが欲しいのか考えておくことが大事です。曖昧な意思表示は店員さんが困ります。

レンズの選び方

レンズは中心部が最も薄く、中心部から外側に向かうほどレンズは厚みを増します。ここで大事なのは、度数が強い人は必然的にレンズの厚みは増します。また、レンズが大きめのフレームを選ぶと、レンズの中心部だけでなく厚みのある外側まで使用することになるので、出来上がりの見た目が横から見るとレンズが分厚くなるので、レンズの厚みが気になる人は小さめのレンズを選びましょう。

 

また、カナダでも代金にレンズ込みとする店舗が殆どですが、代金に含まれるレンズは軽度数の人向けの安価で厚みのあるレンズなので、目安として近視度数が‐3.00以上の人は、追加料金を払って薄型レンズを選ぶことをお勧めすます。なぜならカナダで販売されているメガネフレームのレンズサイズは、日本のサイズよりも一回り以上大きいからです。

レンズの費用

セット(無料)レンズは一般的に安価でそれなりの品質です。これは日本でも同じです。セットレンズと有料レンズ(アップグレード)では、レンズの厚みや見えやすさが変わってくるので、予算が許すのであれば(度数や使用方法にもよりますが)アップグレードをお勧めします。有料レンズの費用は$100から$200前後です。

それなりに視力が悪い人(中度以上)が日常使いでセットレンズを選ぶと、メガネの外側(正面)から顔を見ると眼が小さく見え、横から見ると分厚いレンズになります。ただ、普段はコンタクトでメガネは自宅内だけなど、限られた使用であれば問題はないでしょう。

 

また、太陽光の下ではサングラスになり、屋内では無色のレンズもお勧めです。なぜなら検眼の時に、白目の部分が充血しているのは日焼けが理由と言われました。私は今までサングラスを使用したことが無かったのと、カナダの太陽は個人的に日本よりも強く感じるため、今回は屋外ではサングラスになるレンズを選びました。

タイミング

購入するタイミングはブラックフライデー以後がベストですが、それ以外でもカナダの祝日に合わせてセールを実施する店舗が多いので、メルマガを登録してお得情報をゲットしたり、店頭の広告を見てみるといいと思います。

実際の購入

検眼とメガネの購入は一緒の店舗の方が無難です。なぜなら、出来上がったメガネが合わない時に調整や無料交換などをスムーズにしてくれます。私の場合は検眼とメガネの購入が別々でしたので、レンズの見え方が若干良くないのですが、支障のない範囲なのでそのまま利用しています。やはり、全てを同一店舗で行っていないので、調整や交換を言い出しにくいんですよね。

オンライン

メガネは有効な処方箋があればネットでも注文可能です。注文時に視力の詳細を自分で入力したり、または処方箋のアップロードが必要な場合もあります。コンタクトレンズは処方箋が無くてもオンラインでは注文は可能ですが、店頭ではメガネ同様に処方箋が必要となるのでご注意下さい。

結論

カナダへ長期滞在予定で来る場合は、メガネやコンタクトの調整を忘れないようにしましょう。日本では無料で受けられるサービスも有料になったり、価格そのものが高い傾向にあります。検眼費用は日本円で1万円以上と高額なので、少しでも出費を抑えるように心がけたいですよね。